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Author:NISHIUTHI SEIJI
Journal:JMC
Publisher:Japan Machinery Center for Trade and Investment
Publication date:February,2016
Abstract:近年、中国における知的財産権民事事件は急激に増加しており、2013年、中国の全国地方人民法院が受理した知的財産権民事事件一審件数は9万件近くに達しています。
知的財産権民事事件一審で最も多いのは著作権にかかわるもので、全体の半数以上を占めています。また2番目に多いのが商標権にかかわるもの、3番目に多いのが特許権、実用新案権および意匠権にかかわるものとなっています。特許権、実用新案権および意匠権の侵害訴訟の件数は、日本はもちろんのこと、米国の特許権侵害訴訟件数より多くなっています。つまり中国は既に世界一の特許権侵害訴訟大国になっていると言っても過言ではありません。
本論文では、日本企業が侵害訴訟で高額な賠償金が請求される可能性、中国進出日系企業が考慮すべきリスクはどれくらいか、直近で予定されている法改正の概要について紹介しています。